崑崙世界考察会話ログ2017
崑崙世界の設定の考察、スカイプの会話。設定として確定するかはともかく、フックとして置いておきます。
twitter企画「崑崙世界」の設定集
崑崙世界の設定の考察、スカイプの会話。設定として確定するかはともかく、フックとして置いておきます。
飲むと別種族に変化できる丸薬です。
人族変化丸、修羅変化丸、天人変化丸とありますが、なぜか鏡童変化丸はありません。
流行の起きやすい人族の間では一時期流行りましたが、詐欺や借金逃亡など犯罪での悪用が横行したため、現在長陽城での売買や所持は厳しい規制がかかっていて、入手が難しくなっています。
経口摂取し変化すると、力加減や法力量が変化します。そのためすぐ通常活動できるわけではなく、訓練が必要です。
どういうことかというと、修羅に変化したならば、力加減間違って物を壊してしまったり、天人に変化した時は浮き方や物の動かし方がわからなかったりなどです。逆に天人が修羅や人族に変化すると立ち方が分からなかったり、修羅が変化した際には力の入れ方が足らなかったりします。
その関係で、他種族に適応しやすい人族がよく使用していたのも必然だったのでしょう。同じ理由で、他種族からもバランスのよい人族変化丸が使用されることが多かったようです。
また人族でなくても、召喚者で人間としての活動記憶がある場合、他種族が変化した時よりは馴染みやすいという話もあったようです。
使用すると妖魔などに見せることができる巻物です。
変化丸ほどではありませんが、長陽城はこれも規制をかけています。
幻術のため、体自体は変化せず、見せかけているだけのため、小さい妖魔に変化したとしても小さな穴には入れません。
匂いも含めて幻をかけるため、嗅覚で正体が発覚することはありませんが、種の特性を引き継げないため、知能のある妖魔に紛れる場合は要注意です。
鏡童へ変化するためには、変化丸ではなくこちらの変化巻物を使うことになりますが、見せかけの幻術をかけているだけのため、使用者の髪の色や目の色などは引き継がず、特定個人に変化します。
この世の生物は五行属性を帯びていることがある。普通は種によって五行が固定されているのだが、人間に関しては個体によって帯びている属性が違うことがある。
だが種族によって以下の通りの傾向は見られる。
修羅と天人は、更にそれぞれの土地で出生した場合その土地の属性を帯びやすいようである。
人族はその2種族ほど顕著に属性が出ているわけではないが、創世時に女媧が作った泥人形が属性に深く関わっているとみられる。
鏡童の属性由来については判明していないが、「鏡童の死体説」にて、属性が根拠の一因になっている。
人間の種族の寿命では人族が一番短い。15~20歳ほどで成人し、最盛期は20~40歳ほどで、それ以降はゆっくりと老いていく。
次に長いのは修羅族で、人族の約2倍の寿命と言われている。しかし寿命で死ぬことは稀で、そのほとんどは戦闘によって命を落とすため、定かではない。また幼年期が極端に短く、青年期が長い。力を重視する彼らは、長期間戦えるようにこのような成長をすると考えられる。
寿命という点で一番長いのは天人である。人族の3倍とも4倍とも言われている。体の成長もそれに合わせて遅いが、おおよそ見た目どおりの精神年齢をしている。
特異なのは鏡童で、現在に至るまで寿命が判明していない。ただし、十数年の周期で頭痛とともに記憶が消えることは判明している。知識に該当する意味記憶は残るが、経験や出来事、人間関係などの記憶が消えてしまう。なお「特調醒神剤」という薬によって周期を飛ばすことができるという話があるが、入手方法については不明である。
前提として、傾向のひとつにすぎない。
特に人族は多元の種族でこの記述からはずれてることのほうが多い。
一言で言えば合わせるタイプ
相手との同一化を望み、相手のやることなすことを真似したがり、どこにいくにも連れ立とうとする
また同じことを相手に望むので面倒くさい
嫉妬深くプライバシーに干渉しがち
強引。話し合うという文化が薄いため断られてもどこふく風
人の話なんざ聞きゃあしないのでしつこい
物理的に抵抗すれば一応納得する。抵抗できればの話だが
長陽育ちなどで話が通じる修羅の場合、自分の本能に近い欲求とその抑制に板挟みになり非常に苦しむ
しかし一度終われば割とカラッとしている
自己完結しがちでストーカーになりやすい
相手のあらゆる情報やものの収集をし、一番の理解者は自分と思い込む
本気で嫌がってると分かると愛が憎になり犯罪沙汰になる
長陽育ちなどで人間関係に長けている天人が恋をすると、外堀を埋めにかかり、相手はいつの間にか逃げ場がなくなっている
そういう欲求が薄いため受け入れる側になる事が多い
奉仕の種族のため生活は鏡童に任せたほうが楽で効率が良くそのまま基盤を握られてしまう事が多い
カカア天下ならぬ鏡童天下
天人という種族は生来から浮遊をしているわけではなく、第二次性徴から法力が溢れ始め、浮遊できるようになる。
また天人たちは自らを神の末裔としており、その象徴が浮遊と考えていた。
よって、浮遊しない他種族や、法術が足らない子供は不浄のものと考えられており、また子供は、他種族に尽くしがちな鏡童と同一視される傾向にあった。
そのため、チャンフォンが広霊鎮を収める前の鏡童と天人の子供らは、よく言って使用人、悪く言って奴隷のような扱いをされてきた。
人の為に働くことを苦としない鏡童はともかくとして、そのような経験をして成人した天人は、子らに対しての考えが大まかに二分された。「自らと同じ思いをさせたくない」という革新派と、「自らが苦労したのだから子供らも同じように苦労すべき」という保守派である。
革新派は広霊鎮の文化自体を厭忌してしまい、多数の者が広霊鎮を見限り長陽城に流れた。
徐々に人口が減少し都市として存続が危ぶまれ、流石の保守派も焦り始めた頃、改革をもたらしたのがチャンフォンである。
自前の手腕で流派水晶という大きな財源を確保して実績を積み、その聡明さから広霊鎮の重鎮を説き伏せ、居住種族を始めをする多くの規律を撤廃し、こうして広霊鎮は崩壊の危機を免れたのである。
今はまだ規律がなくなっただけで、他種族を不浄と考える文化は残っている。長く積み上げてしまった排他傾向を撤廃することは容易ではないが、諦めず長い時をかければ薄皮をはぐようにして他種族を受け入れらるようになっていけるだろうとチャンフォンは考えているようだ。
――とある召喚者の手記
召喚者たちがペットと呼称する人工妖魔です。大きく、火、水、土、木、金、無の6属性にわけられます。
主に侠士たちがともに戦う相手として有しています。普段は卵の形をしていて、主人の気を吸って、魂を形成していきます。
1〜3ヶ月ほどで孵化し、召喚できるようになります。召喚時間は1日に18時間が限度です。
召喚形態は、第一形態、第二形態、第三形態とあります。
第一形態は犬や猫より少し大きいくらいの大きさをしています。この形態は18時間いっぱい維持が可能です。
第二形態は戦闘用の形態です。1日に5時間程度の維持が可能です。
第三形態は戦闘/運搬用の形態です。仲魔によっては、主人を背中に乗せることができます。空を飛ぶことができますが、「羽の石」という高価な消耗品が必要です。第三形態は1日に3時間程度の維持が可能です。
人の手に渡すことも可能ですが、仲魔の魂が次の主人に馴染むまでに、3〜6ヶ月かかり、その間は言うことを聞かないことがあります。
特に取引などで赤の他人に渡る場合はそれが顕著で、逆に親から子に引き継ぐ場合などは反抗することが少ないようです。
色違いがそれなりにあり、拘りのある人は自身の好みの柄を求めるようで、人気から値段の差が出るものがあります。
仲魔以外で主人に従う妖魔を総称する言葉です。 収妖鏡で召喚した妖魔や蟲師が扱う蟲などを指します。
これといって能力を有さない、忠魔の一種です。
弱った妖魔を卵に収容することができる道具です。
収容された妖魔は召喚した人物に従いますが、召喚後6時間すると消えてしまいます。
「飛蛙粉」という粉を使い、武器に乗って空を飛ぶことです。
「飛蛙粉」を道具にふりかけるとその道具が空中に浮き進行します。実は武器である必要はないのですが、一定の長さのあるもので一定の硬度があるものという条件、そして末端から1/4の場所に粉をかけることで空中を推進するようになるので、侠士たちは手近な武器を使う事が多くこう呼ばれています。
ふりかけた粉はきらきらと輝いて空中に消えていきます。
粉がかかっている間は止まることができません。途中で降りたい場合は足で武器を叩いて粉を振り落とします。方向転換も体重移動で行います。このように一定の技術が必要なため、長陽城から西に位置する安定村で講習を受ける事を強く推奨されています。
また長陽では飛べる場所に規制がかかっていて、違反は非常に高額な罰金を取られます。
飛蛙粉は頑張れば手に入る値段ではありますが、消耗品なので基本的には常用されません。
あまり長く飛び続けると効果が切れますし、風の強い所や雨での使用は武器にかかっている粉自体が飛んでしまい墜落するので注意が必要です。
広義では、拠点に流派水晶を有している組織です。 通常、流派という場合は侠士流派のみを指すことが多いようです。
また水晶だけでは意味をなしません。大抵の流派は「流派の耳飾り」「伝話機」のどちらか、または両方を有しています。
水晶の維持には手間と資金がかかるため、流派員に上納金を課している侠士流派が多いです。
流派員と連絡がとれる耳飾りです。流派水晶から発せられる伝波と呼ばれるものを送受信しています。
空が見える場所や戸立ての建物の中程度なら、同じ流派の耳飾り同士で会話ができます。
洞窟や大きな建物中にいたりしてうまく聞こえないと「伝波が悪い」「伝波が無い」と表現されます。
核という小さな水晶を必ず有しており、ある程度(目安としては1週間〜1ヶ月)使ったら自分の流派の水晶で法力を溜め直さなければなりません。「充伝」と表現されます。耳飾りの核は白く光り輝いていますが、その光り具合でおおよその残り充伝が分かります。残り充伝が少なくなると光がなくなり黒っぽくなります。月額の上納金がなく、充伝するごとにお金を取る流派もあります。
核はどの耳飾りにも共通して使えます。流派全員に話せる耳飾り、嫌な相手からの通話を拒否できる耳飾り、留守伝ができる耳飾り、後述の伝話機から伝波をやりとりできるものなどがありますが、様々な機能がある耳飾りほど見た目も豪華で値段が高くなります。流派長や副長、分派長などの役職があると高い耳飾りを使っていることが多いです。
核だけ配布し耳飾りだけ自己負担という流派、最低限機能の耳飾りも一緒に配布される流派、常に最新の耳飾りが配布される流派、と、流派によってスタイルは様々ですが、後者にいくほど上納金が高くつくことが多いです。
法力を溜めることができる、光り輝く水晶です。法術陣の上に設置することで、法力を伝波と呼ばれるものに変換し、耳飾り同士のやりとりを可能にします。
法力が尽きると光が消え、耳飾りの法力が残っていても使えなくなります。そのため定期的に広霊鎮に行って法力を溜め直す必要があります。こちらは水晶充伝と呼ばれます。その間は耳飾りが使えません。平均的な目安としては、1年に一度充伝する必要があります。
水晶充伝は有料です。 流派水晶は広霊鎮からの貸出です。
一定の名声を得た流派は複数貸し出すことを許可されます。拠点水晶の充伝時の予備として使う、他都市で支部を作るのに使う等、流派活動の利便性が高まりますが、それだけ貸出賃がかかります。
大きさが大きく耳飾りの充伝回数が少ないほど長く持ちますので、流派の規模によってかかる金額が変わります。名声が少なく実績が無いと小ぶりの水晶ひとつしか貸し出してもらえません。
なお、全く充伝をされなくても、少しずつ中の法力は減っていき、満充伝時を目安として、5年でカラになります。法術の残量がなくなるとけたたましい音を出した後光が消えます。放置された流派水晶を回収するために広霊鎮がそのような術式を組み込んでいるのです。
流派水晶を最初に借りる時には結構な額の初期費用がかかり、返還するとその額の飛銭が手に入ります。そのため、水晶狙いの流派破りが存在します。流派破りの代表的な手口は、新入派員として紛れ込んで水晶を盗んだり、明らかな実力差のある流派を強襲したりなどです。ただし、施設流派の水晶は広霊鎮で見分けがつくようで、返還される水晶が施設流派の水晶とわかるや否や即座に捕らえられ罰せられます。
また、流派城争奪戦で使う水晶は別のもので、競技場運営者から戦闘用の水晶が配布されます。
流派水晶が置いてある法術陣に繋いで使う、伝話機同士で連絡が取れる道具です。耳飾りを有していなくても水晶と伝話機を有している所はあります。
最新の技術で拵えられた耳飾り同士ならば他の流派の耳飾りで通話をする事は可能です。ただ、まず自分の流派の伝話機にかけ、そこから他人の流派の伝話機に繋ぎ、さらにそれに所属する流派の耳飾り、と面倒な上にそれぞれの中継を人力で繋げねばならず手間がかかりすぎることと、それをやっている間伝話機が使えないこと、その耳飾り自体が高価なので現実的ではなく、普及していません。
流派水晶と広霊鎮は切っても切り離せない関係です。流派水晶の開発は広霊鎮で行われました。流派水晶が開発される前の広霊鎮は、多くの人が長陽城に流れて過疎化が進み、崩壊もかくやという状態でしたが、チャンフォンが派長となったとき、彼が中心となって流派水晶の開発を推し進めました。これにより広霊鎮は崩壊の危機を脱し、水晶業務は今や広霊鎮にとってはずせない収入源となっています。
水晶についてチャンフォンに問うと、「自分ではなく、水晶の賢人の功績」と答えます。水晶の賢人の正体についてチャンフォンは語ろうとしません。ガンソン上人から伝え聞く限り、賢人は研究気質で、水晶についても賢人個人で使っていただけのものでしたが、それをガンソン上人が見つけ、それをチャンフォンが形態を整えたことで現在のように広まったといいます。
功績が功績のため、広霊鎮の上層部はどうにか賢人を表舞台に出そうと何度も画策しましたが、チャンフォンやガンソン上人が盾になっているため失敗しています。
ガンソン上人曰く、賢人は目立つことを望んでいないといいます。
広霊鎮の気候の関係で、水晶充伝に最も適した時期が、1年に一度、初夏に到来します。
それに合わせて広霊鎮が充伝に割引キャンペーンを行うことが通例となっています。
これを充伝節といいます。
都市システムに関わる主要な施設流派や、余裕のある大きな侠士流派以外の流派は、この充伝節に広霊鎮へ水晶を搬送し、数泊します。
普段人が少ない広霊鎮が賑わい、経済的にも潤う季節なので、出店が並び、催し物が行われ、お祭り状態になります。
充伝の必要のない大規模な流派に所属する人たちも、充伝節の観光のために広霊鎮へ赴くことがあるようです。
伏魔剣派は、以前流派破りを頻繁に行っていました。しかし、伏魔剣派を恐れて流派設立がぱったりと止んでしまい、広霊鎮が伏魔剣派の水晶の充伝を拒絶しました。
ムー教主は伏魔剣派に流派破り禁止令を出し、流派破り破りに方向転換することでなんとか広霊鎮と和解しました。現在表向きは通常の流派運営を行っています。
人力仲介は、旅団向けの一時的な耳飾りの貸出も有料で行っています。耳飾りを返さない等の規則を破るとブラックリストに入り、以降貸出をしてくれなくなったり、人力仲介を使えなくなったりします。
人口増加に悩んだ長陽城役所が第二の長陽城として作った新しい開拓都市です。
主要な施設があり、長陽のように四方を高い外壁で囲んであります。また長陽からの交通も悪くなく、道中ならば比較的安全です。
渾天儀はありませんが街の様相も長陽城によく似ており、そこそこ住みやすいと言えるでしょう。
居住コストや物価が安いため、長陽城の物価高騰から逃げてきた人が移り住んでいるようです。
田舎が抱えている問題をいくつか抱えています。
長陽役所もなんとか人口を流そうとしているのですが、長陽のほうが利便性が高いため、若い人の移住がなかなか進みません。
隠居を望む高齢者が多く、人が少ない故仕事も少なく、やることが少ないため他人との距離感が近すぎます。
一度悪い噂になればひとたび顔と悪名が広がり、買い物もままならなくなるでしょう。
また長陽城に繋がる西南部は安全ですが、北部は非常に強力な妖魔がいて、城外で迷子になると命の保証がありません。