崑崙世界で最も栄えている都市です。人族の拠点となっており、中国の伝統的な建築様式を成しています。
四方を高い外壁で囲んでおり、妖魔が入れないように設計されています。
商業流通が激しく、さまざまな施設があるので、安定した資金があれば生活に困ることはないでしょう。
人口増加で資源が枯渇しています。物価の高騰から、食料・住宅・用水・雇用不足が起き、貧困差が生まれ、治安の悪化が進んでいます。貧困による格差が顕著に起こっています。
人が人を呼び多種族が集まった結果、文化の違いの衝突なども起き、妖魔よりも人間同士のほうが問題になってきていて、役所は頭をかかえています。
これらの対処のため、長陽城で生活するには高い税金がかかり、いたるところで手数料を取られます。
採掘や鍛冶の作業が行なわれている、繁栄した工業都市です。土地が砂漠と岩石からなっている、修羅族の拠点です。
豊富な鉱脈も近くにあり、良質な武器を生産しています。昔は内乱、今は対妖魔と、その需要は安定を保っています。
鉱脈という資産と、ある程度の武力を持っている住民が揃っているため、一番自立できている都市と言えます。
パワーを崇拝する修羅族で構成されているため、理屈が通じない事が多いです。
長陽城では経済面での弱肉強食が起きていますが、こちらは物理で弱肉強食と言わざるをえません。
また弱者は無慈悲に淘汰されます。
蓮の咲く湖の上に、建築物が浮かんでおり、それらが橋によって結び付けられている、詩や小説に現れるような美しい景色の都市です。天人の拠点となっています。
風水的にも法術が溢れ出る地域で、法術の研究はこの都市でやるのが最適と言われています。
以前は鏡童と天人以外が住むことは禁じられていましたが、チャンフォンが広霊鎮を仕切って以来、他種族も移り住めるようになりました。
広霊鎮の住民は非常に高慢で排他的です。また言い訳も上手いため、彼ら以上の口の上手さをもってしか彼らを動かすことはできません。
頭の良い住民が多いので、それらに疑問を持つ者もいますが、その多くは広霊鎮の無意味な規律に辟易して長陽城に流れてしまい、人口は減少するばかりです。
現在チャンフォンによって多くの規律は撤廃されましたが、民衆にはまだマナーや暗黙の了解として残っています。